音律と音階の科学
ISBN : 4062575671
スコア選択: ※※※※※
物理学の専門家による、音楽の「音律と音階」の解説書。非常にためになる。音楽と数学についての本は色々あるのかもしれないけれど、実験心理学的な話を絡めているのが面白い。
どういうことかというと、心理実験を元にして二つの重音に対して、違和感を感じるかを不協和曲線というグラフを描いた。そして、それをベースにピタゴラス音律や純正律が何故用いられてきたか、心地よいかを論じている。非常に面白い。ただし、ターゲットとして音楽を知っていることを前提にしているようだ。仕方ないか。